- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2015/07/02
- メディア: DVD
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原作はドストエフスキーの『二重人格』。下高井戸シネマで見ました。生涯ベスト5に入るべき映画です。
内容は『地下生活者の手記』とかポール・オースターの初期三部作みたいな、例のあれ!自分自身の分身との競争によって、嫉妬、執着、愛情、上昇志向、悪意などなどが駆動されていくという筋書きを、寓話的な手法で手際よく表現しています。
映像も素晴らしい。ディストピア的な近未来が舞台なのですが、オフィスの備品は1950年代くらい。レトロで楽しい。
主人公と分身との取り合いの対象になる同僚を演じたのはミア・ワシコウスカ。キュートでミステリアスで酷薄で最高です。