『ハッチング ー孵化ー』ほか

休日の月曜日に下高井戸シネマでロベール・ブレッソンの『たぶん悪魔が』、『湖のランスロ』を鑑賞。『たぶん悪魔が』は70年代の左翼青年の話。登場人物も彼らが話していることも把握できず、なんのこっちゃ分からなかった。『湖のランスロ』は円卓の騎士も…

8月31日 桜木町反天皇制集会。「責任」?「謝罪」?

8月31日の桜木町での集会「天皇制に終止符を! 『代替わり』で考える『天皇制』の戦争責任 」に参加。WAM館長の渡辺美奈さん講演のあと、堀江有里さんとの対談、そして場内交えた議論。「反天皇制運動」のありようについて、参加者に問いかけを突きつける内…

船本洲治『黙って野たれ死ぬな』

山谷・釜ヶ崎で下層労働者解放に身を投じた船本洲治の文集。[新版]黙って野たれ死ぬな作者: 船本洲治,船本洲治遺稿集刊行会出版社/メーカー: 共和国発売日: 2018/06/30メディア: 単行本この商品を含むブログを見る以下、自分なりにかみくだいた彼のテーゼと…

『私の20世紀』(1989)、『心と体と』(2017)

ハンガリーの映画監督、エニェディ・イルディコーの二作。『私の20世紀』は、生き別れの双子が詐欺師と革命家になる話。残念ながら話が理解できなかった。『心と体と』は、強度の自閉症スペクトラムを持つ食肉検査官が主人公のラブコメ。可愛らしくて素敵な…

『天国でまた会おう』(2017)

下高井戸シネマで鑑賞。戦争で顔を失った画家。仮面。父への復讐。ちょっとくどいかなー。あまり感心しなかった。

『金子文子と朴烈』(2017)

下高井戸シネマで『金子文子と朴烈』を鑑賞。関東大震災の直後、皇太子(裕仁)爆殺予備のでっち上げ弾圧を受けた、実在する二人のアナキストの話。朝鮮人民の敵は天皇およびそれに蝟集する勢力である。作中の二人は左記の立ち位置から一歩も動揺しない。プ…

『The Autobiography of Malcolm X』

マルコムXの自叙伝を読みました。1965年、彼が暗殺されるまでをカバーしています。実際に筆を執ったアレックス・ヘイリーによる、解題とも言うべき長大なエピローグと合わせて、非常にスリリングでむちゃくちゃ面白い本です。The Autobiography of Malcolm X…

『スパイナル・タップ』

下高井戸シネマで『スパイナル・タップ』を見ました。最近の映画かと思ったら、1984年公開の古典だったのですね。ヘビメタバンド「スパイナル・タップ」のツアーに密着取材した映画、という設定のモキュメンタリー。スパイナル・タップはパロディバンドです…

『ブルース・ブラザーズ』

『ノーザン・ソウル』でブラックミュージックの気運が高まったので、Youtubeムービーで『ブルース・ブラザーズ』を見ました。すっげえ!ジェイク、エルウッド、ブルース・ブラザーズ!の二人組が、あらゆる説明と理屈と警察と保安官と陸空軍とネオナチとカン…

『ノーザン・ソウル』

立て続けに音楽映画を三本見ました。まず下高井戸シネマで『ノーザン・ソウル』。DJ二人組のバディ・ムービー。ノーザン・ソウル界隈の雰囲気は、こんな風だったのかーという感じ。音楽は良かったけど映画としてはそこそこ。R&Bが好きなだけの若者二人組では…

JOnsen 2019

5月24日から26日にかけて、湯布院!で開催されたJavaのアンカンファレンスJOnsen 2019に参加しました。 湯布院! 温泉地らしい猥雑なところはなくて、農村に温泉宿とちょっとした目抜き通りができました、という感じです。公衆浴場もいくつかあったのですが…

JJUG CCC 2019 Springの記録

5月18日に開催されたJJUG CCC 2019にスタッフとして参加&セッションで喋ってきました。これまでで最多かそれに近い、1,200人以上が参加する巨大イベントになりました。熱気がすごかった。CCCがでっかくなったということで、今回の総会では、CCCの運営を専門…

祝賀に水を差す、ということ: 「終わりにしよう天皇制 #反天WEEK 」連続行動

4月27日から5月1日にかけての「終わりにしよう天皇制!反天WEEK」連続行動のうち、うしろの4日間に参加しました。 4月28日 沖縄デー集会 天野恵一さんの講演「アキヒト天皇と沖縄」と質疑応答。裕仁は「沖縄メッセージ」によって沖縄を米国に売り渡し、復帰…

月夜釜合戦

久しぶりのユーロスペースで、釜ヶ崎とその周辺を舞台としたドタバタ喜劇『月夜釜合戦』を見ました。前日の土曜日、渋谷美竹公園の共同炊事にスタッフの方々が大釜持参で参加されたので、ほないたろ、てなもんです。楽しくて分かりやすくて綺麗事じゃなくて…

2/27 JJUGナイトセミナー「JVM言語を作ろう! GraalVMで遊ぼう!」に登壇しました

2月27日(水)に開催したJJUGナイトセミナー「JVM言語を作ろう! GraalVMで遊ぼう!」に登壇しました。セミナーの様子についてはmike-neckさんの記事をご参考ください。無茶苦茶に楽しいイベントでした。 JJUG ナイトセミナー 「JVM言語を作ろう! GraalVMで…

2/24 天皇在位30年式典に反対する銀座デモに参加しました

グダグダしてたら遅刻して、集会会場はすでにもぬけの殻。外をウロウロしていたら、右翼の街宣が「今からここを通る非国民共がうんぬんかんぬん」と言っていたので、なるほどここかと思ってデモに飛び入りしました。シュプレヒコールが原則的で、また勢いが…

Kinkのドキュメンテーションシステム

KinkのドキュメンテーションシステムをKinkで作りました。Javadocとかgodocみたいなやつです。いずれ 1) JSON出力 2) JSONから各種フォーマットへの変換 の2つに分けるつもりですが、今はまだJSONモジュールがないので、Sphinx用の.rstファイルを直接出力し…

Record of the year 2018: Salt Water Taffy 『Finders Keepers』

Finders Keepersアーティスト: The Salt Water Taffy出版社/メーカー: Rev-Ola発売日: 2009/08/25メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見る1968年に出た脳天気なソフトロックアルバム。この時期、1枚だけ素晴らしいアルバムを出してどっ…

Book of the year 2018: 森鴎外『渋江抽斎』

渋江抽斎 (岩波文庫)作者: 森鴎外出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/01/01メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る幕末期津軽家の江戸詰め家臣、医師にして考証家の渋江抽斎と、その家族を題材に、当時の読書人の世界を描いた話。抽斎に対…

テンギズ・アブラゼ監督『祈り』、『希望の樹』、『懺悔』

ジョージアの映画監督テンギズ・アブラゼによる三部作。いずれも下高井戸シネマで見ました。寓話的な表現は一貫しているものの、時代をくだるごとに散文的に、また政治的に危険になっています。どの作品でも、多声合唱がふんだんに使われています。『祈り』…

Movie of the year 2018: 『万引き家族』

間違いなく『万引き家族』はピカイチです。http://d.hatena.ne.jp/miyakawa_taku/20181103/1541261196

Java女子部「Java SE 8から11で何が起きた?一気におさらいしてみよう!」

Java女子部で、Java SE 8から11にかけての変動について喋らせていただきました。 イベントページ スライド: Java SE 8から11で何が起きた?一気におさらいしてみよう! 特定の技術に限らない、Java SE全体の動向の話をするのははじめての経験だったので、大…

里山引退

● 3-4琴鎌谷(左下手投げ)里山4-3 ○ 里山左おっつけから、頭を付けてしぼりながら左差しに。後ろ褌を越すまで深くする。琴鎌谷が引っ張り込んで上手投げをうつところ、平蜘蛛で粘って下手投げを打ち返した。物言いがついてもおかしくなかったけど、とにかく…

渋谷で野宿者支援の共同炊事(炊き出し)に参加しました☆

渋谷で、のじれんが実施している共同炊事(炊き出し)に初めて参加しました。16時から区役所仮庁舎裏の美竹公園で、洗いもんしたり物運んだりご飯よそったりで4時間ちょっと、200人分くらいのご飯とシチューを作って食べました。大変おいしうございました。…

『万引き家族』

下高井戸シネマで10月21日に見ました。TOEICの日付を一週間違えたので、ヤケクソで『カメラを止めるな』、『グッバイゴダール』と三本立てにしました。他の二本も楽しめたのですが、『万引き家族』は群を抜いていた。ケタが違うレベルの傑作です。犯罪を紐帯…

米朝さん

米朝さんの一番えらいところは、ファンを育てたことだと思う。根気強く、精力的に、親切に、しかし聴き手を甘やかすことなく、大衆芸能のひとつのジャンルを立ち上げ直したことがえらい。迎合するのは良いことだけど、ファンを馬鹿扱いしちゃあいけない。

カルロ・レーヴィ『キリストはエボリで止まった』(訳書2016年, 岩波文庫)

「暗黒の南イタリア農村」みたいな話かなあと思っていて、それ自体間違ってはいないのだけど、むしろ貧しく悲惨な農村に魅惑される過程を描いた本でした。キリストはエボリで止まった (岩波文庫)作者: カルロ・レーヴィ,竹山博英出版社/メーカー: 岩波書店発…

『クレアのカメラ』

下高井戸シネマで『クレアのカメラ』を見ました。エリック・ロメールの作品と勘違いしていたけど、本当は韓国のホン・サンス監督作品でした。エリック・ロメールはもう亡くなっていました。カンヌで、韓国人とフランス人が英語でしゃべる映画です。会話の合…

大相撲2018年九月場所中日

本場所の土俵で生きているのは、対戦するふたりの力士だけであって、その他は行司も呼び出しも審判も観客も、書き割りみたいなもんだ。 ● 3-1豊昇龍(左上手投げ)白虎4-0 ○ 右四つ。豊昇龍右内掛けに行ったところを白虎左上手を引きつけて寄る。豊昇龍右下…

大相撲2018年九月場所7日目

○ 5-1竜電(寄り切り)千代翔馬3-3 ● 突っ張り合いから左四つ、竜電右上手。引きつけて左差し手を返して寄り切り。 ● 4-2錦木(引き落とし)大翔丸2-4 ○ 大翔丸左で突き起こしたが、錦木下がらず前に出る、ところを大翔丸左にいなして引き落とし。 ○ 7-0北勝…