大相撲2015年夏場所 心の三賞

最近の相撲協会があまりにシブチンなので、勝手に三賞を出すことにしました。これだけ面白い場所なのに、敢闘賞の照ノ富士一人だけだって!佐田の海が何も貰えないってあんまりだ。それに、平幕の10-4勢が優勝してたらどうするつもりだったんだろう。ブツブツ。

殊勲賞: 佐田の海(8-7)

佐田の海日馬富士に勝った金星をもって殊勲賞です。最初は横綱の切り札、左上手投げに下手投げを合わせて同体。取り直しの一番は、攻め込まれる突き手を引っ掛けて初金星。どちらも守勢の相撲ですが、動きの良さが光りました。

敢闘賞: 照ノ富士(12-3)

12-3で初優勝。本物の敢闘賞をもらいました。既に大関の貫禄です。

技能賞: 佐田の海(8-7)、宝富士(9-6)、栃ノ心(9-6)

佐田の海は右差し速攻がキラキラしていたのに加えて、今場所は受けに回っての相撲もセンスを見せました。とはいえピカイチは初日の相撲。得意の右外掛けを交えつつ、流れるような攻めの連続で優勝の照ノ富士を倒しました。美しい。文句なしで殊勲賞とのダブル受賞です。

宝富士は左四つにさらに磨きがかかり、腰も重くなって強い強い強い。千秋楽は、金銀で寄せる詰将棋みたいな、手抜かりのない攻めで勢を仕留めました。来場所は間違いなく三役昇進ですが、さらに上だって狙えそうです。

栃ノ心は左の引きつけ一本槍の強引な相撲だったのが、今場所は右もよく使って好成績。怪我する前より強くなってます。