三軒茶屋シネマ最終上映『そして父になる』

三軒茶屋に残った最後の映画館、三軒茶屋シネマが20日をもって閉館しました。

最終上映の前に劇場からの挨拶。開館は向かいの三軒茶屋中央劇場とほぼ同じく60年前、施設は一度建て替わって40年ものだとのこと。ボロいと言っても中劇よりはマシ、と思っていましたが、20年の差があったわけです。馴染み深い開演のブザーのあと、『そして父になる』が掛かりました。よい映画だった。

敷地、建物の今後は未定。何しろゴミゴミとした一角なので、工事に入るのも容易ではないのでしょう。去年閉館した中劇も建物はそのままになっています。この先しばらく、前を通るたびに寂しい気持ちになるのでしょう。