大相撲2017年春場所初日

○海龍(左下手出し投げ)剛士●

突っ張り合いから剛士が出るが、海龍の左が掛かる。剛士なおも突っ張るが、再度組んだところで海龍左の下手出し投げ。

○阿夢露(右突き落とし)富士東●

十両の相撲。

阿夢露右に動いて引っ掛けるが富士東付いていって押し出した。と見えたが、阿夢露体が残っており右突き落とし。

○照強(押し出し)力真●

立ち合い二度合わず。力真上突っ張り、照強跳ね上げてかいくぐって、力心が引くところを付け入って押し出し。

旭日松(叩き込み)安美錦

安美錦左おっつける立ち合いから離れて間合いをはかり、押しては離れ、押しては離れて叩き込み。

○朝乃山(押し出し)北播磨

石橋あらため朝乃山。北播磨両おっつけから突っ張って左に左に回り込むが、朝乃山ふところふかくとらえて、左から突き落としのような押し倒しのような押し出し。

北太樹(寄り切り)青狼○

左四つ、青狼が先に両廻しだが、上手が伸びる。北太樹が左下手を離して上手を切りに行く所、青狼引きつけながら下手投げで崩して寄り切り。

里山(右上手投げ)東龍○

里山いちど突っかける。里山潜って左を深く差し、右足取りを見せながらこちらも前廻し。里山の体勢かと思えたが、再度右足取りに行こうとする所、東龍波離間投げ気味の右上手投げ。これは波離間投げで良かったなあ。

○大奄美(送り出し)竜電●

奄美左にいなして後ろ褌を取り、送り出し。

●剣翔(寄り切り)天風○

左四つ、天風右上手引いて寄り切り。

○大砂嵐(突き出し)旭大星●

大砂嵐の両手突き、旭大星潜り込んだと思ったが、大砂嵐引き剥がして押し出し。

○山口(送り出し)誉富士●

突っ張り合い、誉富士が威勢よく押して出るところを山口右に回り込んで後ろについて送り出し。

●琴恵光(押し出し)小柳○

小柳左の踏み込みが素晴らしく、ぶちかましからそのまま電車道で押し出し。

●千代丸(寄り切り)豊響

千代丸右を差しに行ったが、豊響左上手引いて上手投げからハズ押しで寄り切り。

●英乃海(送り出し)阿武咲○

阿武咲右喉輪左おっつけから中に入る。英乃海の左首投げがすっぽ抜けて阿武咲送り出し。

臥牙丸(寄り切り)千代大龍

臥牙丸左差して圧倒寄り切り。

●錦木(寄り切り)千代鳳○

中入り後の相撲。

左四つ。錦木右上手。千代鳳が寄る所上手投げで錦木こらえる。千代鳳両廻し引きつけて寄り切り。

●千代皇(寄り切り)徳勝龍○

徳勝龍左ぶちかまして突進。千代皇振ることもできず、そのまま寄り切り。

○妙義龍(寄り切り)旭秀鵬●

妙義龍左おっつけ右はずで出でるが旭秀鵬こらえて右四つ。旭秀鵬左抱える。妙義龍再度体勢を低くして出るところ、旭秀鵬突き落としで妙義龍が前に落ちる。土俵際逆転に見えたが、軍配妙義龍。物言いがついても良かった。

貴景勝(押し出し)大翔丸

翔丸両ハズで押し込んで、貴景勝が叩くところ付け入って押し出し。

佐田の海(押し出し)宇良○

宇良低く当たって左ハズに掛かってぐるりと掬って押し出し。

石浦(寄り切り)栃煌山

栃煌山両手突きだが石浦が低いので叩くかっこうに。石浦土俵を掃きそうになりながらも栃煌山の右足にしがみつく。栃煌山そのまま出て、石浦が土俵を割った。決まり手寄り切りだが、見たことのない決まり方。

栃ノ心(押し出し)大栄翔○

大栄翔低く当たって、左おっつけを交えながら下からポンポン突っ張って押し出し。

●輝(引き落とし)琴勇輝○

当たって突っ張り合い。輝の足が揃って、琴勇輝右にいなすと輝あっさり前に落ちた。

隠岐の海(右上手ひねり)千代翔馬

左四つ、千代翔馬右上手。千代翔馬右外掛けで出るが、隠岐の海これは難なく残す。隠岐の海が右おっつけて出ようとしたが、腰砕けになってしまった。決まり手上手捻りだが、そんなに技を掛けていたようにも見えない。

逸ノ城(押し出し)碧山●

逸ノ城が出るのを碧山右にいなして突っ張るが、逸ノ城土俵際残して、引くのに乗じて押し出し。

●千代の国(寄り切り)北勝富士

千代の国両喉輪で突っ張る。北勝富士右四つにつかまえかけるが、千代の国左に開いて突き落とし。決まったかに見えたが千代の国の右足が出ていた。

○遠藤(寄り切り)荒鷲

遠藤右踏み込んで右前廻しをうかがい左四つ。荒鷲右上手投げを打つが遠藤下手投げを打ち返す。荒鷲なおも左下手投げを打つが、遠藤腰を落として引きつけて寄り切り。遠藤柔らかい相撲。

嘉風(左突き落とし)宝富士○

嘉風左喉輪右差して出る。宝富士巻き替えて、嘉風今度は左差して出るが、宝富士左突き落とし。

松鳳山(寄り切り)高安○

松鳳山突っ張って両差し。高安の左小手投げに乗じて松鳳山右の突き手で決めようとしたが、高安余裕で残っており、逆襲寄り切り。

玉鷲(右突き落とし)貴ノ岩

貴ノ岩立ち遅れるが立ち合い成立。玉鷲が右喉輪を突ききって突き落とし。

●蒼国来(寄り切り)照ノ富士

照ノ富士右差し左上手。蒼国来が下手投げに出るところ、照ノ富士上手から吊るように寄り切り。

豪栄道(左上手出し投げ)勢●

地元対決。豪栄道当たって左上手からすぐさま出し投げ。

豪風(押し出し)稀勢の里

横綱の初日。雲龍型の土俵入りはあっさり気味ながら、体格もあってなかなか堂々としたものだった。

取組は緊張していたが、左ぶちかましからよく見て押し出し。

日馬富士(押し出し)琴奨菊

関脇琴奨菊日馬富士左差すが、琴奨菊左の差し手を返すのが速く、右もおっつけて休まず押し出し。

琴奨菊は、負け越しの先場所も稀勢の里に土をつけただけあって、カタにはまればやっぱり強い。十番勝って大関復帰しても驚くにはあたらない。

●御嶽海(右下手出し投げ)鶴竜

もみ合いから御嶽海の左喉輪がビョーンと伸びて鶴竜後退、なんとか右四つに捕まえるが御嶽海右差してなおも攻勢。鶴竜下がりながら左で首根っこ押さえつけて回り込んで下手出し投げ。御嶽海惜しかった。

白鵬(左突き落とし)正代○

白鵬相変わらず両足跳びの立ち合い。叩いて正代を引っ張り回して、これから出ようというところ、正代の軽い左突き落としを食った。白鵬不出来な相撲で、状態が良いとは言えなそう。正代はこういう、特になんもしてないけど勝った、って相撲が多い気がする。これも地力か。