大相撲2016年正月場所14日目

●8-6錦木(引き落とし)石浦7-7○

左四つから石浦右をかかえて引っ張り落とした。

○9-5千代の国(寄り倒し)里山8-6●

里山もぐれず突っ張り合い。千代の国の突っ張り・いなしをしのいで食いつこうとするがならず。千代の国押し出そうというところを里山網打ちを打ってかわそうとしたが、千代の国の寄り倒しが優った。

●6-8千代皇(左上手出し投げ)鏡桜6-7-1○

鏡桜動きまわって左上手出し投げうまい。

●7-7大栄翔(右裾払い)千代翔馬8-6○

千代翔馬左の張り手、右上手を取って裾払いながら左喉輪で倒した。ちょっと驚くほど荒々しい相撲。喧嘩中なのかしら。

○6-8佐田の海(寄り切り)千代鳳4-7-3●

幕の内の相撲。

突っ張り合いから佐田の海右上手取って寄り切り。

○7-7阿夢露(寄り切り)臥牙丸7-7●

阿夢露左四つ右前廻し、臥牙丸苦しがって左を上手にし、両差しになった阿夢露がそのまま寄り切り。

○7-7妙義龍(右突き落とし)貴ノ岩9-5●

妙義龍両手で突き起こし、ふんばる貴ノ岩の両足が揃ったところを右から突き落とし。

●7-7北太樹(左突き落とし)高安10-4○

両者得意の左四つ。高安が右上手を先に引いて、上手投げを打ったのが呼び込んだかっこうになり、北太樹かさにかかってのど輪で攻め立てるが、高安左突き落としで再逆転。

●4-10誉富士(突き出し)玉鷲5-9○

突っ張り合いで玉鷲圧倒。

●3-11徳勝龍(押し出し)輝3-11○

徳勝龍左に変わるが輝落ちず、向き直って押し出し。

○9-5正代(左下手投げ)隠岐の海9-5●

隠岐の海うまく左を差して上手の側に寄っていったが、正代が引きながら下手投げで逆転。上手ならともかく、引きながらの下手投げはあまり食わないと思うのだけど、隠岐の海足が出なかった。

●8-6千代大龍(押し出し)蒼国来7-7○

千代大龍突き放すが蒼国来右にいなして残し、千代大龍が叩くところを付け入って出た。

○6-8旭秀鵬(右突き落とし)豊響8-6●

豊響の当たりに旭秀鵬のけぞった。豊響押して出るが、旭秀鵬右に動いて残し、突き落とし。

○10-4豪風(押し出し)琴勇輝8-6●

突っ張り合いで豪風優勢→琴勇輝優勢→再度豪風優勢に押して出た。

●5-7-2御嶽海(突き出し)碧山6-8○

碧山猛然突っ張って突き出し。序盤の不振はなんだったんだ?

●2-12逸ノ城(右すくい投げ)松鳳山5-9○

松鳳山両差し、逸ノ城かかえて左小手投げ。投げの打ち合いで松鳳山の右すくい投げが勝った。同体でも良かったと思う。

●4-10勢(左上手出し投げ)魁聖4-10○

魁聖の押しを勢残して右差し。反転攻勢に出ようとするところを魁聖左上手出し投げ。

○5-7-1安美錦(うっちゃり)栃ノ心6-7●

安美錦左に変わって上手を確保。栃ノ心の左腕を遠ざける。栃ノ心廻しを取れないながらもゴリゴリ寄って、あびせるような寄り倒し、と思ったら物言いがつき、勝ったのは安美錦。決まり手はうっちゃり。うっちゃり!?

これは明らかに誤審。栃ノ心の左足が出た時には安美錦の背中は土俵に着く直前で、技が掛けられる体勢ではないし、実際掛けていない。完全な死に体で、栃ノ心の寄り倒しを有利と見るべき。

仮に安美錦の体が残っていたとしても、栃ノ心の勇み足による負けであって、うっちゃりではない。だってうっちゃり掛けてないじゃん。背中が土俵につくうっちゃりなんて、聞いたことない。

○12-2豊ノ島(叩き込み)嘉風7-7●

嘉風右上手で寄るが豊ノ島残して左突き落とし気味の叩き込み。

○13-1琴奨菊(寄り切り)栃煌山6-8●

琴奨菊は体勢の起きない栃煌山が苦手で、対戦成績を負け越している。優勝に向けて大きな山場だけど、平然と落ち着いてこりゃ勝ちそうだ、と思いました。

栃煌山一度つっかけて、二度目の立ち合いは琴奨菊が左差して右おっつけ、一閃寄って出た。完璧な相撲。

○8-6宝富士(反則)豪栄道4-10●

宝富士が左差して攻勢。豪栄道なんだかわからない引き足の才能を発揮して、左に逃げて叩き込み、と思ったら物言い。豪栄道がまげを引っ張って反則負けの判定。

映像で見る限り、豪栄道の右手は宝富士の後頭部を叩いており、まげは綺麗に残っている。これも明らかな誤審。

●11-3日馬富士(右小手投げ)鶴竜10-4○

日馬富士左差して充分か、と思ったら鶴竜の右小手投げガツンと一発で土俵中央にバッタリ。鶴竜これは珍しい。

○8-6稀勢の里(押し出し)白鵬12-2●

白鵬両手突きで中途半端な立ち合い。稀勢の里両おっつけでまっすぐ押し出した。白鵬は立ち合い大失敗。

白鵬負けて琴奨菊が13-1の単騎先頭。