Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)
- 作者: Harold Abelson,Gerald Jay Sussman,Julie Sussman
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 1996/07/25
- メディア: ペーパーバック
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SICPをようやく読み終えた。ただし、演習はほとんど割愛して、5章の途中以降、レジスタマシンを実装するところもすっ飛ばした。
内容は、Scheme言語を題材にして、プログラムとプログラム処理系の仕組みを学ぶというもの。各章の中身は次のとおり。
- Building Abstractions with Procedures
- 名前や手続きなどからなる式で値を表す
- 項置換で式を評価する
- Building Abstractions with Data
- consセルを組み合わせて複雑なデータを表す
- Modularity, Objects, and State
- 変数の書き換えによって可変な状態をもつオブジェクトを表す
- Metalinguistic Abstraction
- Computing with Register Machines
ある程度分かっている人が、土台固めとして読むにはよいと思う。ただ、本も記述も分厚いので、本気で読むにはかなりの根性がいる。
私にとっては、プログラミング言語まわりの知識を系統立てるために役立った。数年来言語処理系を作っているのだけど、4章あたりを早くに読んでいれば、回り道をせずに済んだのになあと思った。