Java女子部「Java SE 8から11で何が起きた?一気におさらいしてみよう!」

Java女子部で、Java SE 8から11にかけての変動について喋らせていただきました。

特定の技術に限らない、Java SE全体の動向の話をするのははじめての経験だったので、大変でした。扱った話題は次のとおりです。

  • JDKのリリースサイクル変更
  • Oracleによるライセンスモデル変更
  • デスクトップJavaの後退
  • Public JREの廃止
  • OpenJDKを中心としたエコシステムの活発化
  • モジュールシステムの導入

これらの変化が、たかだか2年のあいだにドカドカっと起こって、しかも相互に関連している。「Write Once Run Anywhereの担い手としてのJavaの役割は縮小しているが、一方でサーバサイドの処理系としてはより実用的・先鋭的になって、進化を早めている」というストーリーでまとめてみたのですが、立場しだいでぜんぜん違って見えるのでしょうね。

もうひとつはじめての経験として、ハンズオンを実施しました。題材はOpenJDKとモジュールシステムです。反省点は2点。 1) 詰め込み過ぎ。結局最後まで行きつけませんでした。 2) macOSでの動作確認をしておらず、手順通りでは動かなかった。参加者の方に解決していただきました。

最後に、カメラのレンズが、その場にいたものすら体験できなかったような「現実」の一側面を映し出せることについての批評的ツイート。