2018-09-22 カルロ・レーヴィ『キリストはエボリで止まった』(訳書2016年, 岩波文庫) 書籍 「暗黒の南イタリア農村」みたいな話かなあと思っていて、それ自体間違ってはいないのだけど、むしろ貧しく悲惨な農村に魅惑される過程を描いた本でした。キリストはエボリで止まった (岩波文庫)作者: カルロ・レーヴィ,竹山博英出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/10/19メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る一応は小説の形を取りながら、実質的にはルポルタージュ、民族誌に近い読み物です。『雪』、『オイディプス王』、『エボリ』と、立て続けに貴種流離譚を読んでいます。