大相撲2016年正月場所総括

里山 十両西六枚目 9-6

今場所は押し込んでいい形をつくったり、そのまま押し出したり、という形が増えました。以前ほど簡単に食いつかせてもらえないので、この相撲が取れるのは大きい。

琴奨菊大関 14-1 優勝(初)

琴奨菊は綱取りの目も優勝の目もないし、そろそろ下り坂だから、できるだけ長く大関にとどまって、3日にいっぺんくらい目がさめるような相撲を取ってくれればいいよ、と思ってました。たぶん多くの人が同じ思いで、稀勢の里が10-5でも叩かれるのに、琴奨菊は褒められる、という状況でした。

それが、去年の九月場所から星も上がるようになって、今場所の快挙。おみそれしました。

本来は左四つが得意ながら、これまでは立って右を差すことが多かったのだけど、今場所はいきなり左四つで前に出られるかっこうになることが多かった。細かいところは分からないのですが、当たり方を変えたのかもしれません。

白鵬 西正横綱 12-3

14日目の稀勢の里戦、千秋楽の日馬富士戦ともにいいところなし。ここ最近、終盤に失速が目立つようになりました。

三場所連続で優勝を譲ったのは、日馬富士綱取りの2012年以来。さすがに衰えが星に表れはじめたかも。

碧山 前頭西二枚目 7-8

七日目までは出てるだけ、というレベルの不調で、まったくいいところなく0-7。中日から一転して突き押しが猛威をふるい、千秋楽まで勢い止まらず7-1。合わせて7-8の負け越し。前半の不調は一体なんだったんだろう?