大山街道沿いに起居していながら、いっぺんも大山に参らないので寝覚めが悪く思っていましたが、この連休の二日間で、ようやく参詣しました。
大山は丹沢山地の東の端です。国道246号線、別称大山街道は、江戸から大山に参詣する道だったそうです。
初日: 日向薬師
初日は大山の東のふもとにある日向薬師に参詣しました。山門からずっと、木々が鬱蒼と茂る上り坂が本堂へと続いています。本堂は修繕中のため全景が拝めませんでしたが、写真で見る限りは立派な萱葺きのようです。
いかにも山深し、といった感で、なかなか雰囲気の良いお寺でした。
山青く霧深し。 pic.twitter.com/WBKroG74E5
— 宮川 拓 (@miyakawa_taku) May 5, 2014
二日目: 大山
二日目は朝から大山に参詣しました。
伊勢原駅からバスで参道の入口まで行き、ケーブルカー乗り場まで参道を歩きます。参道の左右は宿坊、土産物屋、茶店が立ち並んで、繁盛した様子です。途中の左手に茶湯寺という風流な名前のお寺がありました。
ケーブルカーは6-7分ほど急斜面を登って大山阿夫利神社の下社まで至ります。本社のある頂上までは、片道一時間半の登山道で、軽装では太刀打ちできそうになかったので、諦めて休憩所で豆腐を食いました。この休憩所に、鳥羽の山が訪れた写真がありました。鳥羽の山は、巨体を利して幕内まで出世しながら、新入幕の初日から休場の憂き目にあい、幕内力士として一番も相撲を取ることができなかった悲劇の力士です。もうずいぶんなベテランで、体もだいぶ小さくなりましたが、まだ幕下で頑張っています。
帰りは中間駅でケーブルカーを降りて大山寺を参詣、そこから女坂を下りました。女坂は男坂に比して緩やかだということですが、それでも決して楽な道ではなく、麓の茶店に落ち着いた時には足がガタガタでした。
大山でした。 pic.twitter.com/BiFZznlZSX
— 宮川 拓 (@miyakawa_taku) 2014, 5月 6